物質の状態を光によって測定、分析する技術です。その大きな特徴は分析する対象物を破壊する事がなく測定できる事です。当社はその技術を使った様々な製品の研究開発をめざします。
葉や茎に今回のうるおいセンサーを取り付けます。うるおいセンサーは水分の含有率を光によって相対的に測定する水分計として働きます。この値が高くなれば、植物が多く水分を蓄えた事になり、下がれば、水分を失った事になりますのでこの指標を使って正確に灌水を制御する事が可能になります。しかも植物を傷つける事がありません。 従来、土壌水分をはじめ様々なセンサーを駆使して灌水制御する方法が提案されていましたが、これらは間接的に状態を推測して制御しているにすぎませんでした。この方法では直接植物の状態を把握する事ができますので、効率的で効果的な管理が可能です。
植物の茎の中の光合成生成物の増減を検出するセンサーです。光合成で生成された成分は、葉や茎の中を移動すると考えられます。これを茎や葉に取り付けた成長センサーで検出します。このセンサーの出力をみる事で成長(熟成)の様子がわかる事は勿論、前に説明した水分含有率センサーや、日射量、温度などのデータと共に解析する事で、より精度の高い制御が可能となります。 また、成長センサーの累積値を観察する事で、生産物の適切な集荷時期を判断する事が可能となるため、より付加価値のある安定的な品質を持続する事が可能となります。
血糖値は食事等をした直後から上昇し、約2時間程度で元に値にもどります。しかし、この血糖値が下がらないような場合、糖尿病である可能性があります。この糖尿病の予防を目的として血糖値を測定する装置です。血糖値がどの位上昇したか、下降したか手軽に測定する事で糖尿病を予防する事を目的とした健康家電です。採血もしないため、痛みもなく衛生的です。また、長時間に渡って連続的に測定する事が可能なため、血糖値の正確な増加減の状態を把握する事が可能となります。