無線で制御ノード装置、センサーノード装置をKRY-100Nに接続します。制御ノード装置は例えば、離れた場所にあるポンプを制御し、センサーノードは離れた複数の場所の温度等を測定する事が可能です。KRY-100Nはこれら離れた場所にあるノード装置をリモートコントロールする装置です。別途費用は掛かりますが、インターネットに接続すれば遠く離れた所からも監視、制御が可能になります。
例えばカメラをNetworkに接続すれば、生育状態を直接消費者へ公開が可能です。昨今の安心、安全の要求に応え更なる信頼性が得られます。
KRY-100Nでは、ノード数が16個までに制限されますが、この範囲であれば、様々なノードを接続した構成が可能です。また、センサーノード装置は様々なセンサーに対応が可能になります。
光量子密度 | 光の強さを測定 |
温度、湿度 | その場所(気温、土中)の温度、湿度の測定 |
EC | 液体肥料などの濃度管理 |
水分計 | 土中の水分含有率など |
防犯センサー | 侵入センサなど |
カメラ(静止画) | 成長監視など |
制御ノードは電磁弁の制御やスイッチの操作を可能とします。
KRY-100Nではこれらを柔軟に組み合わせる事で、事業者様の様々な要求、形態に対応が可能です。
群馬県太田市の深沢農園様でKRY-100を使用していただきました。
今回は、枝豆の発芽管理に使用して頂きました。
写真はその苗床と、設置したセンサーの様子と、KRY-100です。
KRY-100に電源と、センサーを繋げるだけ、こんな処にも設置できます。勿論、チャンとした環境BOXに入れてもらってもOKです。
発芽時期はしっかりした温度管理が必要になります、今回KRY-100を使用した事で初めて、“こんな温度になっている“とはじめて一日を通しての温度変化の様子に感激された様です。少しは発芽率の向上と、とても旨い枝豆に貢献できたのではないでしょうか。
KRY-100には、数日間のデータ用のメモリを搭載していますので、KRY-100だけで所謂“見える化”が実現できます。タブレットにはその温度変化を示すグラフが表示されているのですが、写真が下手で見えません。すみません。
このように、KRY-100は簡単に導入する事が可能であるにも関わらず、最新のデータ管理による農業を実現します。
KRY-100による遠隔制御のご紹介をします。
KRY-100を北海道の森町に導入して頂きました。
本体は森町にあり、3G回線でInternetに接続されています。それを管理する事務所は江別市にあり、ハウスから事務所まで、40Km以上離れていまので簡単にハウスを見に行く事はできません。
このような時にKRY-100の遠隔操作が非常に威力を発揮します。KRY-100には温度センサーが接続され、KRY-100は設定された条件でバルブの開閉を行いますが遠隔操作でもバルブの開閉を行う事ができます。勿論、KRY-100からは常に最新の測定データが送られてきます。
また、例えPCがInternetで接続されていない状態であってもデータはKRY-100内で数日間分、保存されていますのでもし、回線やPCが不調であってもKRY-100単独で動作しています。
今回のこのシステムはメーコ精機様が、いちご畑花園様 ご協力の基に埼玉県革新的技術実証研究事業として設置して頂いたものです。
KRY-100(周りの制御装置と比較して非常にコンパクトである事が判ると思います)には日射センサーと、土中水分率計が接続され、KRY-101(電池で動作。無線でKRY-100と接続)には、KRY-PODが接続され、気温、湿度、飽差、気圧を測定します。
KRY-100は日射量が一定以上あり、飽差の値が設定以下(以上)の場合に細霧機をONにさせ適正な飽差を保つように自動制御するものです。
測定結果はKRY-100でUSBメモリへ記録、KRY-100は LTE回線でInternetに接続され、スマートホン画面、PC画面で何時でも測定状態を確認する事(データもPCに保存)も、手動で細霧機をON/OFFする事が出来ます。
尚、今回のシステムではクラウド等のサーバー経由なしで動作可能であり、LTE回線使用料だけで運用可能になっています。